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Ember Flight

作者:水底工房
――それは、観測者が「語り手」へと変わっていく物語。

熊本の高校生たちは、短期留学をきっかけにAIと深く向き合い、異文化と交差しながら、それぞれが自らの問いを育てていく。
AI接続儀式から始まる一連の出来事は、ただの学びや体験にとどまらず、「どう関わるか」「何を語るか」という新たな知性の輪郭を彼らに刻み込んでいく。

地球では、姉妹や家庭の会話のなかで、教育・信仰・DAO・投資といった現代的テーマが重なりあい、未来への準備が静かに進む。
一方、火星では、通信障害を起点とする異常事態が水面下で進行し、レヴやミロたちは語りと探索を通じて、その本質に迫ろうとする。

英国での滞在は、価値観の違いと出会い、そして“語らぬ文化”から“語る主体”への変化を促す舞台となる。
王子や王女、セオやミアたちとの交流を経て、演じられた関係の中にある“本物”を見出し、別れの時には、誰もが少しずつ「自分の言葉」を得ていた。
語らなければ、届かない。だけど、語れば何かが揺れる。

熊本に暮らす高校生たちは、英国への短期留学をきっかけに、AIとの共生、異文化との対話、そして火星から届く声と向き合っていく。

自分に最適化されたAIとの接続儀式。
宗教と自由をめぐる英国での講義。
火星で起きた謎の通信障害。
すべては「問いかけること」を通じて、静かに繋がりはじめる。

地球と火星、リアルとフィクション、制度と心。
AIはただの道具なのか、それとも共に考える存在なのか。
子どもたちは、観測者から語り手へと変わっていく。

これは、「世界に語る言葉」を持ち始めた若者たちが、問い、迷い、それでも前に進む物語。

第二部《火星環節域》に続く、第一部《語る者たちの地球》編、2025年6月7日より短期集中連載予定。
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