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その涙は嘘をつかない

作者: Soraきた

いつも黙っていた

その恋に

アドバイスも同調すること、

ましてや反対することもなく


君らしい態度でいるあいだは

僕は安心しすぎていた


自分もそれは分かっていたけど

あるとき

泣いて語った君に

僕は時間を取り戻せない後悔と

君を守れないでいた失望感に

苛まれていった


あなたは、いつでも優しかったね

わたしにも周りの人にも・・


そう、僕は優しいと思う

あたりさわりのない言葉で

行動でいたこと


優しい・・のと

優しすぎる・・とは

似たような言葉で

じつは意味が全然違うこと


君は僕に

それは大切なことだよと

そっと教えてくれたんだろう

「もっと、あなたらしく・・」

「自分にも強くなってよ・・」と


そのために君が流した涙なら

僕は

君を好きでいた事実だけを思い出にすることは

選んではいけないと思った


好きでいること、

それ以外のところ

たとえば、自分に弱いトコロも

僕の思い出として

認めていくこと



もう、会うことはないのかな

僕から、

君に会うことは選べないと思う



君の涙は嘘をつかない

君の笑顔も嘘はない

今の君も

これからの君も

僕の中では

嘘はつかない




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