貴族派と新学年【十八】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきにとても大切なお知らせが書いてあります。
どうか最後まで読んでいただけると嬉しいです……!
「五学院の統合!?」
「おいおい、マジかよ……」
生徒たちがざわつく中、天子様は話を進める。
「我がリーンガード皇国には、たくさんの優秀な剣士がおり、その中でも特に若い世代の力は素晴らしいものがあります。そのため此度、千刃・氷王・白百合・炎帝・皇――五学院の精鋭を集めた『リーンガード学院』の創設を決めました」
彼女が微笑むと同時、映像がどんどん引いていき――背後の壁面に張られた、大きな垂れ幕が映される。
そこには五学院の名称が記されており、千刃学院の欄には、俺・リア・ローズ・リリム先輩・フェリス先輩・会長・ルーの名前があった。
他の五学院のところには、シドーさん・イドラ・シンさんなどなど、よく知っている人の名前がズラリと並んでいる。
「私は関係各所と連絡を重ね、各学院から10名の剣士を選抜しました。ここに名前がある生徒はみな、優秀な成績・戦績を修めてきた剣士ばかり、きっとみなさんも知っている者が多いことでしょう。彼ら彼女たちには今後、同じ学び舎で剣を磨いていただきます」
天子様はそう言って、指を一本立てた。
「まずは一週間後、リーンガード宮殿近隣の特別校舎にて入学式を行います。詳細については、後日追って連絡しますので、もうしばしお待ちください。また、リーンガード学院の定員は、現在五十人となっておりますが、いずれは百人程度まで増やしていく予定なので、どうかそのつもりお願いします。――私の話は以上です、ここまでご清聴いただき、ありがとうございました」
天子様は礼儀正しく頭を下げ、映像はブツリと切れた。
「よ、よかったぁ……俺の名前、どこにもなかった……っ」
「でも、今後は定員を増やしていくって話だぞ!?」
「アレンにシドーにイドラにシン……こんな化物だらけの監獄にぶち込まれたら、生きて帰って来れねぇよ……ッ」
周囲の学生たちが、何やら騒いでいるが……無理のない話だ。
俺だってこんなの、我慢できない。
(五学院を代表する天才剣士たち、これまで激戦を繰り広げた猛者たちと、同じ学校で修業できる。
そんなの……最高じゃないか!)
思わずグッと拳を握り締めた。
入学式は一週間後。
もう間もなく、夢のような剣術ライフが始まるのだ!
【※読者の皆様へ、大切なお知らせ】
本日、新連載をはじめました!
タイトル:怠惰傲慢な悪役貴族は、謙虚堅実に努力する~原作知識で最強になり、破滅エンドを回避します~
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絶対に面白いと思うので、歴代最高の自信作なので、どうかぜひ『第一話』だけでも読んでみてください! お願いします!